とじる
2016年06月12日

よい手の形

レッスンを始めたばかりの頃は、ピアノを弾くよりも、まずは音楽のいろいろなことを覚えてもらっています。

いろいろなことを覚えてもらいながら、まずは楽譜も見ずに一本ずつの指で音を出すことを練習してもらいます。

一音を一本指で弾き、慣れてきたら、複数の音を一本指で弾き、さらに慣れてきたら、五指を使って弾いてもらう。

これは、最初から変なクセをつけずに弾いてもらいたいからです。

変なクセがついてしまうと、直すほうが大変です。

このやり方だと、どんなに小さな子でも、手が小さく指が弱くても、よい手の形で弾いてくれます。

変な手の形で弾くということは、どこかに変な力が入っているということで、上手に使いさえすれば、どんな子でも、よい手の形で弾くことができると私は考えています。

最初はよい形でも、四六時中見張っているわけにもいかないので、家で適当な練習をするうちにだんだん変なクセが出てくる子もいて、その都度直していかなければいけませんが(^-^;)。